出産・産後

出産の流れ「陣痛・破水」いつ、どんな風に起こる?

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長かった妊娠期間を経て、ついに出産の時がやってきます。
出産ってどんな感じなんだろう…?
痛みや出産がどんな風に進んで行くのかなど、色々気になりますよね。

そこで、出産の流れや入院時の持ち物・陣痛・破水がどんなふうに起こるのか体験談も交えてまとめてみました。

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出産の流れ

陣痛とは

赤ちゃんを外に出す為に、子宮の筋肉が収縮します。
収縮する時の痛みを陣痛と言います。
初めは不規則で弱い腰痛や下腹部痛で始まり、規則的で強い痛みになっていきます。

破水とは

赤ちゃんを包んでいる膜が破れて羊水が出てくる事を破水と言います。
破水した場合は感染の危険がありますので、すぐに病院に連絡して、入院となります。下にも記載していますが、破水の疑いがある場合は、入浴は禁止です。
(破水かよくわからない場合は、病院に連絡して聞いてみる方が安心です)

お産が近づいた目安

  • 圧迫感のあった胃が少し楽になる
  • お腹が張る
  • 頻尿
  • 便秘
  • 背骨・腰痛
  • おりものの増加
  • 足の付け根痛
  • 足がつる
  • 少しの出血("おしるし"と言われる)

…などです。
個人差もあり一概には言えませんが、このような症状が出てきたらもうすぐかもしれません。

お産の経過

時期の種類 陣痛・継続時間 子宮口
分娩第Ⅰ期 準備期 5~10分間隔・20〜40秒 3cm
進行期 3~5分間隔・40〜50秒 3〜7cm
移行期 1~2分間隔・60〜90秒 10cm全開大
分娩第Ⅱ期(摘出期) 1~2分間隔・60〜90秒 10cm全開大
分娩第Ⅲ期(後産期) -(弱い陣痛→胎盤娩出) -

※個人差もありますので目安としてご覧ください。

分娩第Ⅰ期

準備期

1準備期

陣痛が始まり、5〜10分間隔で規則的になってきます。
入院時期の目安:初産5〜10分・経産10〜15分(病院で事前に確認しておく)

過ごし方(できる範囲で)
  • 陣痛が何分おきで何秒続くのかをはかる
    (陣痛きたかも(携帯アプリ)が簡単でオススメ)
  • 落ち着いて、楽な姿勢をとる
  • 食事ができそうなら、消化の良いものを軽く食べておく
  • シャワーが浴びれそうならささっと浴びておく※
    破水が疑われる場合は禁止です

【体験談】

私は誘発の予定で、入院する日にちが決まっていましたので、病院に電話したりタクシーの手配などはしなくてよかったです。
しかも、誘発の日の早朝から下腹部と腰が痛くなり初めは不規則でしたが、だんだん規則的な痛みになって陣痛が始まり、そのまま入院できました。

午前中は階段の昇降をしたり、病室でスクワットをしたりしていました。
陣痛が始まったので、自然分娩で産む事になりました。

進行期

陣痛が3〜5分間隔になってきます。
子宮口が3〜7cm開いてきます。

過ごし方(できる範囲で)
  • リラックスして、楽な姿勢をとる
  • 呼吸法で痛みを乗り切る
  • 腰やお尻を握りこぶしやテニスボールで押す
  • 水分をとる
  • トイレは我慢しない

【体験談】

本格的に猛烈に痛み出したのは夜10時くらいでした。
分娩室に移動しましたが、座ったり、横になったり、とにかく腰が痛くて、夫にマッサージしてもらったり、お尻を押してもらっていました。
夜中の一時くらいに助産師さんに内診してもらっている時に、何かが弾けるような感じで破水しました。

移行期

2移行期

陣痛が1〜2分間隔になってきます。
子宮口が全開大になり、破水が起こる場合があります。
いきみたくなってきますが、我慢です。

過ごし方(できる範囲で)
  • 陣痛の間はなるべく目を開けて呼吸法に集中する
  • 水分をとる
  • 子宮口が全開になるまでいきまないようにする
  • 汗が出る場合は助産師さんか旦那さんに拭いてもらう
  • 痛みの部分をマッサージしてもらう

【体験談】

なかなか進まないので、陣痛促進剤を使い始めました。
子宮口が全開になったのは、翌日のお昼くらいでした。
とにかく痛みが我慢できず叫んでいましたが、眠気と疲れでぐったりしていました。
うとうとしてきて、陣痛がきてびっくりして起きるっていう地獄の繰り返しでした。
夫がずっとポカリスエットを飲ませてくれていました。
食べることは全くできませんでした。

翌日は助産師さんが交代して、二人ついてくれていました。こぶしでずっとお尻をおしてもらっていました。

分娩第Ⅱ期

摘出期

3摘出期

4後産期

陣痛が1〜2分間隔で強いいきみを伴った収縮になってきます。
赤ちゃんの頭が見え隠れする排臨(はいりん)の状態から頭が出て戻らない発露(はつろ)の状態になります。
場合によっては会陰切開します。
頭が出そうになったらいきみはストップします。

過ごし方(できる範囲で)
  • 落ち着く
  • いきんでも良いと言われるまではいきまない
  • 助産師さんの言葉に合わせていきむ
  • 収縮の間はリラックスして休む
  • いきみストップがかかったら胸に手を当て短息呼吸(ハッハッハッ)する
  • いきみストップ後は全身の力を抜いて、絶対にいきまない
  • 短息呼吸を続ける

【体験談】

ようやくいきむお許しがでました。
しかし、いきむ前に謎の待ち時間のようなものがありました。
そろそろいきむよーって時に助産師さんの携帯がなって、取って話を始めたので、一回いきむタイミングを逃したりしてうまく噛み合わない時もあったりしましたが、なんとか産まれました。
結局、産まれたのは夕方でした。

子宮口開いてから4時間以上…。地獄のいきみ逃しでした。

分娩第Ⅲ期

後産期

赤ちゃんが出てきたら弱い陣痛が起こり、胎盤が出てきます。
臍帯を切断し傷を縫合します。

過ごし方(できる範囲で)
  • 腰は動かさずリラックスする
  • 二時間くらい分娩台で休む

【体験談】

陣痛が痛いから会陰切開は痛みを感じないとか、縫う時もそこまで痛くないとか、よく聞きますが、私は痛かったです。

出血が多すぎて倍くらい出てしまったので入院が10日になりました。
毎日鉄剤の点滴をしていました。

入院時の持ち物

入院する時に必要なものをまとめてみました。
病院によって必要なものと、そうでないものがあると思いますが、参考程度にご覧ください。
桜1

種類 内容
日用品 下着(生理用か産褥用)
母子手帳・保険証・診察券
筆記用具
印鑑
時計
パジャマ
タオル
靴下
着替え
テッシュペーパー
洗面用具・化粧水など
歯磨き用品
シャンプー
コンディショナー
トリートメント
ボティーソープ
スマホの充電器・イヤホン
バスタオル
ドライヤー※1
眼鏡(コンタクトレンズ用品)※2
食事用具 箸・スプーン・フォーク
湯のみ(コップ)
箸などを洗う洗剤・スポンジ
履き物 スリッパ(滑りにくい・転倒しにくいもの)
靴(退院時用)
お薬手帳と薬 今まで飲んでいたものがあれば
赤ちゃんの用品 肌着・長着
ベビードレス・おくるみ(毛布・バスタオル)
紙おむつ
その他 暇つぶしの本・Kindle・雑誌など
骨盤ベルトか腹帯

※1 ドライヤーは病院にあったのですが、風の威力が弱めだったのと、部屋でゆっくり乾かしたくて(次の人が気になるので)自分のを持って行きました。
※2 眼鏡やコンタクトの人は忘れないように書いておきました。

出産を経験して

手と手1
出産を経験して、どんな感じか一言でいうなら「壮絶」です。
人によって感じ方は違うかもしれませんが、私はそう思いました。

正直、自分はどちらかといえば、痛みに強い方かなと思っていました。
周りに聞いても、痛いとは聞いていましたが、下痢のひどい感じとか、痛みはあんまり覚えていないし(忘れて)またすぐもう一人産みたくなるよ、とか聞いていたので、出産の痛みをなめていました。

途中で何度も「帝王切開にしてほしい」「もう無理」など泣き言をたくさん言っていました。

切迫早産で入院していた病院だったので、先生や助産師さんもほとんど顔見知りだったので、泣き言ばかり言って、後から恥ずかしかったです。

先生に、帝王切開にしてほしいと頼んでも無理なのはわかっていたのですが、必死にお願いしていました。
先生に、「今ここで逃げるのは簡単だよ。でもここまで来られたんだよ、あと少しだよ!せっかくここまで来られたのに、ここで逃げたら(お母さんになってからもっと大変なのに)いろんなことから逃げる癖がつくよ。逃げずに頑張って乗り越えよう、強いママになるんだよ!」

と言っていただきました。
すごく心に響き、涙が出てきました。
出産が怖くて逃げていた自分…。
そういえば、いろんなことから逃げてばかりいたかも…。

私は4年前に流産して手術をしました。
その時の手術を執刀してくれた先生の言葉でした。
先生は私の事を覚えているかわかりませんでしたが、私は先生の事を覚えていました。

正直、流産した時は、「まだ妊娠おめでとうとは言えません」と言われたり、サバサバした感じで苦手でした。
妊娠中は別の先生が担当だったので、あまり話す機会はありませんでした。
しかし、今回の妊娠で切迫早産で入院し、回診があったのでよく話すようになって、人柄などがわかっていきました。
言い方はキツイ部分があっても、はっきり言ってくれるタイプで、誤解していただけでした。
産後鬱も少しあったのですが、退院後も最後まで心配してくれたのは、その先生でした。
本当に感謝しています。

出産は「壮絶」でしたが、乗り越えた後の気持ちは、本当に言葉では言い表せないほどの「感動」でした。

「あんなに大変な出産を乗り越えたんだから、もう怖いもん無しだね!」
「私は乗り越えれると信じてた、これからが大変だけど頑張れるよ!」
と言っていただきました。

これから出産を迎える人に少しでも参考になればと思い書いてみました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。







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